「研究者の方々のお役に立ちたい という創業の想いをもとに、最先端分野の研究ニーズに応えうる総合試薬メーカーとして、高品位の製品を開発・製造してきた当社は、2022年6月、創立100周年を迎えました。現在、当社の強みである独自の 「技術力」 を生かして、 「試薬事業」 をはじめ 「化成品事業」 「臨床検査薬事業」 の3つの事業を核とし、アカデミア、企業および医療関係の方々の幅広いニーズにお応えしています。
富士フイルムグループでは、人々の健康に関わる 「予防」 「診断」 「治療」 の3つの領域でビジネス展開するヘルスケア、さまざまな産業分野で使われる材料 ・ 素材の領域でビジネス展開する高機能材料の2分野を成長ドライバーとして位置付けています。当社では、長年かけて培ってきた技術力、国内の強固な生産・販売基盤を生かして、学術研究、産業、医療などの幅広い分野に新たな製品・サービスを提供すると同時に、海外での積極的な事業拡大を通じて、グループのヘルスケア分野・高機能材料分野を担う “グループの中核企業” として事業活動を推進しています。
そのような中、本年1月、富士フイルムグループが創立90周年を迎え、この節目に当たり、よりよい未来を創るために富士フイルムグループが社会で果たしていくべき役割は何なのか議論を重ね、「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」とのグループパーパスを制定しました。従業員一人ひとりがアスピレーション(志)を持ってその実現を目指していきます。
当社も次の100年に向けて、次の科学のチカラとなる新製品・新技術の開発はもちろんのこと、さらなるグローバル化の推進、マーケティング力の強化、業務のDX化などを積極的に実施し、先端技術分野に携わる企業としてたゆまぬ挑戦を続け、地球上の笑顔を増やしていきたいと思います。
2024年4月
代表取締役社長
吉田 光一