バイオ医薬品製造のプロフェッショナルを目指して

2014年度 新卒入社
くすり・バイオ科

私の所属する部署は、富士フイルムグループにおいて国内初となるバイオ医薬品の受託製造開発事業（CDMO）の拠点新設立ち上げ業務を行っています。このプロジェクトは、経済産業省が推進する「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」に採択されています。現在、私は品質規格に適合したバイオ医薬品を継続的かつ安定的に製造できる体制の構築を進めています。私がこれまで経験してきた分野とは異なる抗体医薬品製造について一から勉強し、バイオ医薬品の知識や技能を習得するために、さまざまなトレーニングや課題形成、対策遂行を行っています。また製造に必要な設備の選定から施設全体の設計に至るまで、幅広い業務に関与しています。

風通しがよく、コミュニケーションを大切にする職場で、日常的に業務に関する相談や雑談がチーム内で交わされています。また、課題を個人で抱え込まずにチームで共有して解決する風土があり、周りのアドバイスや協力で、若手が主体となって難しい課題にチャレンジすることができます。さらにさまざまな分野の専門家がいて幅広い視点から意見をいただけることも魅力だと思います。

低分子医薬品（無菌製剤）の製造に携わっていた経験をもとにバイオ医薬品の分野においても自身の知見が生きたときにやりがいを感じます。早いうちからさまざまな仕事を任されるため知識や技能を向上させ、自身を成長させていくことができます。そしてそれらを後継者育成のため日々前線に立って指導をしています。専門性の高い技術の習得が大変で悩むこともありますが、周りの人の期待に応えたい！がモチベーションであり、自分を奮い立たせています。

自身も驚いていますが学生時代に学んだ知識が大いに役立っています。勉学に励みつつも時には思いっきり遊んで学生時代を楽しんでください。バイオ医薬品は、医薬品分野の中でも名実ともに期待の成長領域となっており、将来が期待されています。私たちと一緒にさまざまな課題へ挑戦できることを楽しみにしています。