当社は、富士フイルムグループのヘルスケアセグメントにおける中核企業の一社として、医薬品の事業を通じて、社会課題の解決に取り組んでいます。
低分子医薬品の主力製品である感染症治療薬(抗菌薬・抗ウイルス薬)の分野では、サイレントパンデミックと言われる薬剤耐性菌の問題や、安全保障の観点からの国産化や安定供給の課題などが指摘されています。製造エリアの管理などが求められる感染症治療薬を製造できる数少ない企業の一社として、人々の健康を支え、社会課題を解決する活動を進めてまいります。
バイオ医薬品の分野では、近年、アンメットメディカルニーズに応える新薬開発に伴いさまざまな新規モダリティやDDS(ドラッグ・デリバリー・システム)技術が実用化されていますが、日本国内の製造拠点の充実が課題となっています。当社は、富士フイルムグループ企業であるFUJIFILM Diosynth Biotechnologiesと連携して、グローバル標準のバイオCDMOとして日本のバイオ産業の発展に貢献してまいります。
富士フイルムグループパーパスである「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」を実現するために、全社員の力を合わせて社会課題の解決に取り組んでまいりますので、一層のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
代表取締役社長
佐藤 充宏