クラウド型のファイル送受信サービス「SECURE DELIVER」のプロジェクトリーダーをしています。当社では企画提案から開発、保守・運用まですべて自社でおこなっており、最上流の要求分析から入り込むことが可能です。大きな裁量を持ち、自分たちの考えを反映させながら、ローンチまで一貫して手がけられるやりがいを感じています。
直近でおこなったのは、「電子帳簿保存法」改正にともなうバージョンアップです。法律要件を読み解き、必要な機能を洗い出すところから始め、データの長期保存などの機能追加をすることに。実装に向けプロジェクトメンバーと議論し、仕様や設計手法を検討しました。技術研究をしている社内の専門部隊に相談しながら進められるため、品質はもちろん保守性の高さまで意識しながらシステム開発ができます。視野を広く持ちながらプロジェクトをリードするむずかしさはありますが、さまざまな人と力を合わせて最適解を導き出せるのはとてもおもしろいですね。
大学で農学について研究をしていた際、富士フイルム製の実験機器を使っていました。それがきっかけで、興味の対象がライフサイエンスから、それを支えるメーカーの製品開発へ広がっていったんです。就職活動でさまざまなメーカーを知るうちに、多様な領域に携われるものづくりに惹かれるようになりました。この会社なら、ライフサイエンス関連もまったく異なる分野の製品も挑戦できると知り、入社を決めました。
入社後は、社内システムの改修など小規模なプロジェクトに参画しました。情報系に関する勉強はしてこなかったため、実務を通して段階的に成長できるようチャレンジしやすい業務から任せてもらえました。少しずつできることが増えた2年目は、業務用印刷機の開発プロジェクトへ異動になり、操作タッチパネルのUIアプリを担当。自分がつくったプログラムで、ものを動かせるダイナミックなおもしろさがありました。いまはクラウドサービスを手がけており、入社前に希望していた多様なものづくりを体験できています。
実は、夫の海外転勤の都合で一度退職しているのですが、そのとき、「もし日本に戻ってきたら、また声をかけてね」と言ってもらえて。帰国したのは5年後だったのですが、思いきって連絡したらカムバックできることになりました。お世話になっていた同期も先輩も上司も皆さんがあたたかく迎えてくださってとてもうれしかったですね。
カムバックしたタイミングはパンデミックの渦中でフルリモート勤務でした。情勢が落ち着いたいまは出社の制限はありませんが、子どもがまだ小さいため私はリモートワークを活用しています。子どもの急な体調不良で保育園へお迎えに行くときも対応しやすいですし、通勤がない分、家事をする時間に充てられています。育児中の社員が多く、助け合うカルチャーが根付いているのでフレキシブルに働けています。家庭を大切にしながらじっくりキャリア形成したい方には、居心地の良い環境だと思います。
- 9:00~10:00
出社、タスクチェックとチームメンバーの進捗確認
- 10:00~11:00
製品評価の定例会
- 11:00~12:00
ドキュメント作成
- 12:00~13:00
昼食
- 13:00~14:00
開発チームの定例会
- 14:00~15:00
ドキュメント作成、開発計画の確認
- 15:00~16:00
FFIS(富士フイルムイメージングシステムズ)との打ち合わせ
- 16:00~17:00
プロジェクトの報告会
- 17:00~18:00
レビュー
- 18:00
退社、子どものお迎え
法人向けのクラウド型ファイル送受信サービス。操作がしやすいシンプルな機能と、高セキュリティが特徴です。最大容量は100GBあり、画像はもちろん動画や図面などあらゆるデータの送受信が可能。従量課金のため低コストで安全に機密データの受け渡しができます。