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長崎から世界へ

世界初の『軽量X線透視診断装置』開発ストーリー
(長崎編)

トライアル開発で判明した問題

長崎事業所では、長崎のパートナー企業に小規模なトライアル開発をしてもらうことから始めました。

トライアル開発とオンサイト開発とを各種指標で比較してみることで、生産性と品質の向上が課題であるとわかりました。原因分析をすると、2つの問題が明らかになりました。

2つの問題とは、「医療知識不足」と「チーム開発経験不足」でした。

世界初の「軽量X線透視診断装置」開発を円滑に進めるため、それぞれの問題に対して次の施策を行いました。

問題解決の施策
施策1:病院見学を通じた医療知識の浸透

開発する製品が病院で実際にどのように使われるのかイメージを持ってもらうため、長崎のパートナーと共に病院見学を行いました。

長崎市のご協力により、長崎市民病院(長崎みなとメディカルセンター)で実地見学をすることができました。

ここでは放射線科を見学させていただき、開発対象をはじめとする様々な医療機器の見学や技師さんとの対話を行いました。

この経験から、「機器の具体的な使用方法・設置場所」や「医療現場での機器品質の重要性」を長崎パートナーのメンバーひとりひとりが実感を持って理解することができました。

病院見学を行った長崎みなとメディカルセンター

実地見学した医療機器

施策の結果と現在

これら施策の甲斐あって、長崎事業所での世界初の「軽量X線透視診断装置」開発は、計画通りに行うことができました。

この開発では同時に、長崎パートナーが新しい知識習得や開発スタイル変更に柔軟に対応できることが確認できました。

長崎パートナーにとっても自らソフトウェアを開発した製品が世界で使われるというグローバルな製品開発の面白さを感じてもらえたと思います。

このように富士フイルムソフトウエアと長崎パートナーとが、互いにWIN-WINの関係を構築できました。

そして現在、長崎パートナーは他の製品開発に参画し、医療システム開発に大きな貢献をしてくれています。

長崎事業所で活躍中のメンバー

参考

(リンク先:日本経済新聞社ページ)