富士フイルム医療ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山川 直也)は、放射線部門業務支援ソリューションブランド「RADISTA(ラディスタ)」の新製品として、医療被ばく線量の管理と記録を支援する被ばく線量管理システム「RADISTA DoseMonitor(ラディスタ ドーズモニター)」を本日発売します。
当社は、4月12日〜14日にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催される「2024国際医用画像総合展(ITEM2024)」に「RADISTA DoseMonitor」を出展します。
健康状態の把握や正確な診断、適切な治療などに対する医療ニーズの高まりとともに、医療現場での放射線検査の件数が増えています。日本の医療被ばくの総線量は、ほかの先進国と比較して高く*1、2020年4月には医療法施行規則の一部改正により、医療被ばくの線量管理や線量記録が義務化されました。放射線検査による健康状態の把握や正確な診断などのメリットと、医療被ばくリスクのバランスを適切に評価し、最適な医療を提供することが求められています。
今回発売する被ばく線量管理システム「RADISTA DoseMonitor」は、放射線検査の医療被ばく線量の管理と記録を効率的に支援するシステムです。視認性と操作性にこだわった画面デザインを採用し、分析作業をサポートします。また、放射線検査の線量データと、患者情報などを統合してデータベースに保存可能。被ばく線量の傾向分析などに必要なデータを容易に抽出できます。さらに、患者一人ひとりの線量レポートや、被ばく線量に応じて色分け・可視化した皮膚線量マップを出力でき、検査後の患者ケアを目的とした情報共有を支援します。
当社は、今後も「RADISTA」ブランドの製品ラインアップを拡充し、放射線部門におけるさまざまな課題の解決に貢献していきます。
*1 厚生労働省 「第4回 医療放射線の適正管理に関する検討会 資料1」より
被ばく線量管理システム「RADISTA DoseMonitor」
2024年4月10日
これまでの放射線部門業務システムの構築・導入で培った豊富なノウハウをもとに、視認性と操作性を向上させた画面デザインを採用。情報の確認や分析作業を容易にし、診療放射線技師の業務負担を軽減します。
PACS*2に保管している放射線検査の線量データと、RIS*3、治療RIS*4に保管している患者・検査情報を統合してデータベースに保存可能。これにより、分析に必要なデータを容易に抽出でき、被ばく線量のパターンや傾向をより正確に把握することができます。
患者一人ひとりに対し、日本語で表示された線量レポート*5や、被ばく線量に応じて色分け・可視化した皮膚線量マップを出力可能。検査後の患者ケアを目的とした、スタッフ間での情報共有をサポートします。
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